■フリースペース「フラット」の対象者 自宅や自室にひきこもりがちの方、いわゆる「不登校」「ニート」などの状態にある方と、そのご家族が対象です。ご本人、ご家族のどちらでも、市内、市外を問わず、ご参加いただけます。
現在のところ、ご本人の参加者は10~40歳代が中心になっています。同じ悩みをかかえた方どうしですので、気遣い合える雰囲気があるように思えます。これから仲間のような関係作りができればお互いの力になると思いますので、私たちはそれを援けていきたいと考えています。
皆さん状況や背景はさまざまですが、高校や大学を中退した方、高校や大学卒業後、就職やアルバイトがなかなかできない状態にある方が多いです。このほか、以前、就職していた方もいます。現在、アルバイトをされている方もいます。
現在、高校などに在学中で、不登校の状態にある方も何度か来ていただいています。すでに大学を卒業された方や通信制高校を目ざしている方もいますので、勉強を教えたり、通信制高校などの情報を教えたり、過去の不登校の経験から相談に乗ってもらったり、といったことが可能と思います。
ご家族の方も、多く参加していただいています。「本人はまだ参加はできないが、状況を知りたいと思った」あるいは「他の家族の方と話してみたい」ということで参加をいただいています。
ご家族の方同士の交流を図るため、お互いの悩みを話し合ったり、冗談を言って笑い合ったり、癒しの場にしていきたいと考えています。
■参加ご希望の方へ
当日直接、会場(あじさい館講座室)にお越しいただいてかまいません。
事前に、かすみがうら市社会福祉協議会(029-898-2527)、もしくは「お問い合わせ」ページから連絡いただければ、状況などを事前にうかがうこともできます。
ホームページの下に「ご利用にあたっての注意点」を記載してありますが、現在のところ、特に問題なく、来ていただいた方すべてをお迎えしています。私たちも、なるべくお迎えしたいと考えています。
■参加者の変化
ご本人の参加者では、高校を中退して学校生活にトラウマを持っていた方が通信制高校を見学に行ったり、積極的にボランティア活動をするようになったり、常勤のアルバイトをするようになったり、という変化をみてきています(私たちがどの程度貢献しているかはわかりませんが)。
代表の大友が中心になって行っている訪問支援では、長く自室にこもっていた方が自ら外に出るようになったという変化もありました。
親子参加の親の方が、本人が他の参加者と一緒にゲームをしたりする子の姿を見て、「子どもがみんなとゲームをするなんて」と驚かれていました。
何度か参加していただいている本人の方の表情が、徐々に明るくなってきている様子は、実感しています。
今後は、このような皆さんの変化がさらに進むようにお手伝いしながら、就職などの大きな目標にどう繋げていくかが、私たちの課題です。
ご利用にあたっての注意点
・精神疾患等の診断を受けている方は、私たちは福祉の立場でサポートしており、医療を提供するものではありませんので、申し訳ありませんが、病状の悪化等が生じた場合、責任を負うことができません。ご了承ください。
・他の機関での支援が必要と判断した場合、社会福祉協議会、保健所・保健福祉センターなどの行政機関、クリニックや病院などの医療機関、その他の適切な団体などをご紹介する場合がありますので、ご了承ください。
・現時点での私たちの能力では受け入れが困難と判断した場合、他の機関をご紹介したうえで、参加をお断りすることもあるかもしれません(ほとんどあり得ませんが、例えば重度の身体障害者の方などは、お受け入れする能力がありません)。その場合、民間有志の団体で能力が限られているということであり、排除ということではありませんので、ご了承ください。
・セールス行為や、宗教・政治団体等への勧誘行為はおやめください。